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コレ、直りますか?しみ抜き加工事例⑤

酸化しみ 酸化しみ

事例⑤ 酸化しみ ( 若葉台 O様 )

白地の綸子生地の酸化したしみです。

よく見ると、明らかに生地が逝ってます。これはキツイ。

白い生地がコゲ茶になるほど酸化が進んだしみの場合、

生地が劣化して、硬化します。実際、触ると硬くなっています。

こうなると、強い薬品は使えません。穴があきます。

一般にこのような重症のしみは無理に抜こうとせず、

染料で修整します。つまり、チョチョッと描いて、誤魔化すのです。

“誤魔化す”というと語弊があるので言い方を変えれば、

そこに模様を描いてしみをごまかすのです。(?)

幸いにして、この着物は全体がこんな感じの小紋柄なので

加工はし易いと思いますが。

はたして。

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