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きもの DE 短歌 その26

付下げは 反物のまま柄づけし 裁ちて仕立てて 柄は上向き

白生地を着物の形に仮縫いして染める

訪問着と違い、付下げは反物の状態で

伸子張りして染めます。

 

柄付けの位置は予め決まっていて上前

身頃、左胸、左内袖、右外袖、右肩口

後裾等、縫目を介して繋がらないのが

特徴です。

 

連続した裾模様ではないので豪華さ、

華やかさはありません。それもそのは

ずで、付下げが生まれた理由が戦時中

の贅沢を慎む社会情勢だったのです。

 

言わば戦争の遺産とも言える柄付けで

すが、それゆえ訪問着にはない洒脱や

粋さを表現する自由さがあります。

そのため格の高さとしては、若干付下

げの方が下がる傾向といえます。

 

もちろん、付下げにも格調高い柄もあ

ります。

 

そこで訪問着と付下げを一発で見分け

るポイントをお教えします。

 

それは、衿に柄があるかどうか。

あれば訪問着、無ければ付下げです。

 

しかし断言はできません。

油断してはなりません。

 

中には柄のある付下げもあるかもしれ

ないのです。

 

世の中、何が起こるか分かりません。

あのロシアだって攻めて来たんです。

 

ですから一発ではなく、三発目当りで

お願いします。

 

以上、きものDE短歌その26でした。