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きものを美しく装う「きもの百首」※その4
衿あわせ 若きはつめて 年ごとに
ゆるみもたせて 装うのが良し
きものには、年代に応じた着こなしがあります。
「衿あわせ」もその一つ。若いうちは衿あわせを深くします。
三歳なんか、首が絞まるくらい衿をつめた方がカワイイ。
これに対し、お歳を召した年代の方は、ゆったりが鉄則。
いい歳をして衿をつめた着姿は、見ていてツライ。
ハッキリ言って、見苦しいです。
何でもそうですが、ゆとりとか、余裕というのは、歳を重ねて
醸し出すもの。若いうちは、いくら真似ても身に付きません。
ゆったりとした衿あわせで、余裕ある着こなしを心がけましょう。
仮に余裕なんか本当はなかったとしても、ナニ分かりゃあしませんよ。
私なんか、それだけで生きてきましたから。
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