きものトラブル事例集
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あ行
黄変
文字通り黄色く変色すること。絹はたんぱく質なので、長い間に酸化を起こし変色します。これは自然の酸化作用で、言うならば「お肌の老化」と同じ、防ぐことはできません。胴裏の変色で気づく場合が多いですが、表地も染めてるので分かりにくいだけで、同様に変色しています。白襦袢でありながらキレイに黄変しているので、クリーム色の長襦袢として持ってこられたお客様に、これは変色した白襦袢ですよといってびっくりされる方がよくいます。ちなみに黄色くなった白生地は商品価値ゼロで、呉服やさん泣かせです。
紋綸子(左)と黄変したちりめん生地。これでも一応無垢。
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