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★加工事例【しみ抜きビフォーアフター】②
上は3月22日掲載した、衿汚れの加工事例です。
衿の汚れは主に汗、皮脂、ファンデーションで、ベンジンに代表される揮発溶剤(イグロイン)を使って加工します。
これにより、汚れの90パーセントを占める皮脂、ファンデーションは落ちます。
問題は残りの10パーセント。これは汗です。
汗つまり水は、揮発溶剤では落ちません。水は水を使わなければ落ちないのです。
これが難しい。
ご存知のように、正絹は水に濡れると縮みます。色も滲むことがあります。
まして裏地が付いています。そのまま濡らせば、大変なことになります。
それをするためには、そのための道具と設備が必要になるわけです。
ま、それを使う職人さんにとっては、そんなに難しい仕事ではないそうですが。
加工料は2.000~3.000円です。
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